森豪男「本の舟」

STAFF|2017/09/07 posted.

 森豪男先生の作品展が川越市内のギャラリー呼友館で開催されていると知り、
最終日に急ぎ見学してきました。 
               この施設は向かい側にある川越の老舗いも膳の敷地内にあり、趣のある建物           でした。中に入ると杉材で制作された家具が並べられてあり、白い壁には作           品のスケッチが張られていました。

 
 
 作品についてはリーフレットにある藪野先生の言葉を引用させてもらいます。
 
森豪男の「本の船」
床には2mの船が横たわり、数隻の小さな船が壁に掛けられている。そして            船にはそれぞれ本が載せられている。森豪男の船は停泊しているのでは無い。          広い海原にまさに出て行こうとしている。荒波にもまれ、静かな海に佇み、           津波や見えざる災厄を乗り越えようとしているのだ。本という船乗りは時に、          ジョゼフ・ケッセル、デオ・アングロブロス、大島渚、フランソワ・トリュ           フォーを名乗る。波音にかき消されれるが、切れ切れにつぶやきが聞こえる。         「騎馬の民」「ユリシーズの瞳」「少年」「華氏451」と、本は人のメタファ          だけでは無く、言葉に転化し、映像に結びついてゆく。そのとき森豪男の記           憶が船とともに動き始める。原風景が福島の海だったからだ。亡き父親の会           話が甦り、海風に翻弄される本のページのように、時間と空間が行ったり来           たりするのだ。どの船に乗ろうか。大きな船か、それとも小さな船か。
藪野健(府中市美術館館長)

森先生の人柄がを表すような優しい作品展でした。

 急ぎ旅でしたが、最後に川越名物、鰻だけはしっかり食べてきました。 

 

 

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